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2011年1月11日火曜日

CD-ROM挿入時にブラウザを自動再生する方法

データCDの作成時、大量のデータを一つのCD-ROMに保存する場合があります。自分のデータ保管用なら問題ないのですが、他の方に配布したり、データを大量にやりとりする場合には、フォルダを分けて保存しても、どこにどのファイルがあるのか分かりにくくなる場合があります。

そこで、例えば、データへのアクセスを効率的に行えるよう、HTMLやCSSを用いて簡易版ウェブサイトを同時にCD-ROMに保存し、CD-ROMをパソコン挿入時に自動で再生させる方法があります。その方法は以下のとおりです。

(1)データアクセス用のウェブページを作成する。
通常のウェブサイトのようにいくつもページを分けて作成することも可能です。

(2)CD-ROM自動再生のために以下の2つのファイルを用意する。
①autorun.inf
このファイルは自動再生するために必要なファイルです。ファイル名は必ず「autorun.inf」にしてください。このファイルはメモ帳などを使い、以下のように3行を記述するだけです。
[autorun]
shellexecute=index.html
icon=icon.ico
2行目の「index.html」は最初に表示するウェブページのファイル名です。
3行目の「icon.ico」は表示するアイコン名です。(アイコン不要の場合は3行目を省略することも可能です。)

②icon.ico
挿入時に表示するアイコンを変更することができます。ウェブページのURL欄に表示されるアイコンを「ファビコン(Favicon)」といいます。このファビコンを、画像ファイル(.gif .jpg .png等)からアイコンファイル(.ico)に変換するためのサイトがいくつもあります。Favicon作成ツール を参考にしてみてください。

(3)データCD作成時に、「autorun.inf」、「icon.ico」、「index.html」(「autorun.inf」以外は上記のファイル名による)の3つのファイルをルートディレクトリに保存し、CD-ROMを作成する。
その他のデータは(1)で作成したウェブページの構成により、ルートであったり別のディレクトリ(フォルダ)であったりします。

なお、この方法は、Windows 専用の機能のため、Mac では自動再生は行われませんので、注意が必要です。

<参考URL>
Favicon作成ツール|使えるオンラインツール|Web関連特集|PHP & JavaScript Room
http://phpjavascriptroom.com/?t=topic&p=favicon