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2012年3月21日水曜日

平成23年度「『国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策』に係る状況調査」の結果について

文部科学省より平成23年度「『国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策』に係る状況調査」の結果が報告されました。5つの提言のうち、「グローバル社会に対応した大学入試」に関する提言を除く4つの提言について、公立中学校/中等教育学校/高等学校を対象に調査が行われました。詳細は文部科学省のホームページで確認してください。

ここでは提言のうち、英語担当教員に関連する項目に着目したいと思います。

例えば、学習到達目標「CAN-DOリスト」の設定・公表・達成状況把握では、全体を見ると10%に届いておらず、また集中的研修への受講状況についても平成22年度実績で全英語担当教員の10%足らずといった結果が出ています。
こうした状況を考察してみると、英語担当教員が英語に十分な力を発揮できていない状況が伺えます。こうしたスピーチやディベート等の大会(コンテスト)といった実施率が中学校では40%と高いのは、イベント等で時間を取られてしまっている状況もあるのかと思います。

具体的施策として進めるのであれば、英語担当教員のスキルアップのための環境を整えるとともに、長期的な視点に立った英語教育の「CAN-DOリスト」と短期的視点での「CAN-DOリスト」の両者を国や地方自治体と一体となって、教員が取り組むことが重要だと感じました。

<参考URL>
平成23年度「『国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策』に係る状況調査」の結果について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/1316726.htm

「国際共通語としての英語力向上のための5つの提言と具体的施策」について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/082/houkoku/1308375.htm