そして先日行われた産経新聞のインタビューにおいて小学校英語必修化についても言及しました。
『必修化する必要はまったくない。美しい日本語が話せず書けないのに、 外国語をやっても駄目だ。子供のころからやりたい人は個人的にやる。 小学校は外国語に興味を持つ程度にとどめるべきだ』
『国民として生活する最低限の能力と義務を果たすのを教えるのが義務教育。 これが果たせていないのに別のことをやってもいけない。』
『フランス人はフランス語を大切にしている。小学校では自国語をきっちりやる。 中学校から国際感覚を磨き、外国語をマスターするのが良い。』
『中教審のお考えを入れるか入れないかは、私が判断をしなければいけない』
どう読み取れましたでしょうか。 英語より国語、まさに「国家の品格」や「美しき日本」の考え方です。
これは、慎重派と言うよりは否定派のように感じています。 これには、文科省が今春実施した一般の方からの意見公募において 消極的な意見が40.1%を占めていたことが少なからず影響しているようです(参考までに、積極的な意見は、54.6%でした)。
ただし、先日外国語専門部会委員の方のお話を聞いていたのですが、 賛成の方は否定の方に比べ、パブリックコメントなどに投函しない傾向があるそうで す。 今後パブリックコメントなどがありましたら、積極的に賛成派として意見を 文科省に出していくことが私たちの役目かもしれません。